JMCA
特定非営利活動法人(NPO)日本メディカルライター協会
Japan Medical and Scientific Communicators Association
HOME
JMCAとは
学習会・講習会
活動実績
入会案内
ご賛助のお願い・JMCA賛助企業
会則
よくあるご質問
お問い合わせ
関連情報・リンク
求人情報
医療や健康に関するコミュニケーターとは?
第6回JMCAサロン
ポピュラー・エンターテイメントを活用した
メッセージ・デザインと行動変容
講 師: 別府 文隆
米国 南カリフォルニア大学(USC)
医学部附属健康増進・疾病予防学際研究所(IPR)
客員研究員
日 時: 2006年5月22日(月)13:30〜17:30 (開場13:00)
場 所: 東京大学医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
   
 米国では公衆衛生分野のメディア・キャンペーンを始め,一般市民(マス・ポピュレーション)に向けた普及啓発活動の実績が豊富です。この実質40年以上に渡る試行錯誤を経て,企画・設計・実施・運営・評価の方法論が徐々に確立しつつあり,全米50近い大学にヘルスコミュニケーションの専門家を養成するカリキュラムがあります。その中でも,南カリフォルニア大学(USC)は,米国疾病管理予防センター(CDC)と米国がん研究所(NCI)と協同して,「全米トップクラスの人気を誇るテレビドラマ」を通じた医療健康情報普及啓発研究プロジェクトHollywood, Health & Society(以下HH&S)を設立・運営しています。

 今回のサロンでは,米国における「人気ドラマを通じた戦略的なヘルスコミュニケーション」の事例紹介(背景理論とHH&S事業運営の裏話)を含めた講義と,講義内容を踏まえた設定課題演習(日本社会における緊急性の高い課題に関するトピックに関するもので,まず設定やヒントをもとに個人でメッセージ・デザインを行い,グループで評価し全体で検討する)を行います。

 既存の人気エンターテイメント素材(テレビドラマ・漫画・ゲーム・映画・小説・絵本・etc)にどのようにヘルスコミュニケーション・メッセージを組み込むか(Media AdvocacyおよびSocial Marketingについても紹介します)についての具体を通じて,行動変容を達成するための戦略について基礎的な理解を深めることを目的としたワークショップです。

 なお,演習後には,講師,JMCA会員・参加者のための交流の時間を設けております。コーヒーとお菓子をご用意いたしますので,ざっくばらんな雰囲気の中,情報交換やネットワークづくりにご活用いただければ幸いです。

プログラム: ミニ演習を交えつつの講義と,設定課題を基にした演習(個人作業&グループ作業)を自由なワークショップ形式で行います。
司 会: 七野俊明(JMCA評議員 / 株式会社シナジー 代表取締役)
   
【講師略歴】 別府 文隆 (べっぷふみたか)
1997年 東京大学医学部健康科学・看護学科卒業(看護師免許取得)
1997年〜1999年 東京大学医学部附属病院 心臓・呼吸器外科勤務(看護師)
1997年〜2000年 NPO映画美学校(夜学)にて脚本・映像制作を学ぶ
2001年 東京大学大学院医学系研究科
    健康科学・看護学専攻保健医療情報学教室 修了
    修士論文「医療の映像化の過程と映画作家の認識について」
2005年 同 博士課程(社会医学専攻医療情報経済学教室)
    単位取得退学(学位申請中)
2005年〜現在 米国南カリフォルニア大学(USC)
       医学部附属健康増進・疾病予防学際研究所
       (IPR)客員研究員(カリフォルニア州レドンドビーチ市在住)

Japan Public Outreach Program(JPOP) 実行委員
Hollywood, Health & Society(USC)リサーチインターン

ブログ「ヘルスコミュニケーション日記」にて,ヘルスコミュニケーションの最新事情を掲載中


七野 俊明(司会)
1973年 早稲田大学第一法学部卒業
メディカルトリビューンにて医師向け新聞の企画編集
電通サドラー&ヘネシーにて医学映像企画,セミナー・国際シンポジウム企画運営(患者教育,臨床経済学)などを経て現在,株式会社シナジー 代表取締役,日本メディカルライター協会 評議員,日本医学ジャーナリスト協会 幹事,GAME (Global Alliance for Medical Education) Director,American Medical Writers Association (AMWA) Member,Health Sciences Communication Association (HeSCA) Member