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特定非営利活動法人(NPO)日本メディカルライター協会
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第3回JMCAサロン
ヘルスコミュニケーション

健康・医療情報におけるエビデンスをどう発信するか
講 師: 原田 亜紀子
東京大学大学院 医学系研究科 健康科学・看護学専攻
生物統計学/疫学・予防保健学分野
日本学術振興会特別研究員・保健学博士
日 時: 2005年10月5日(水) 13:30〜17:30 (開場 13:00)
場 所: 東京大学医学部教育研究棟13階 第4セミナー室
   
 いまや世の中はさまざまな健康・医療情報であふれかえっています。そのなかには,疾病予防にどのような食品摂取や運動がよいのかなど,多くの人々の生活に直接影響を及ぼすものも多々あります。医学論文として発表されたエビデンスは,メディアを介して一般に伝えられていくプロセスのなかで,発信側の発信意図,研究デザインや統計に関する知識,論文発表の背景事情への精通度などによってその解釈が左右され,ときには意図せずして誤った情報を発信する事態をも招きかねません。ヘルスコミュニケーターとして,医学論文を正しく読み取り,正しい情報をわかりやすく伝えていくにはどのような点に気をつければよいのでしょうか。

 今回のJMCAサロンでは,若手研究者 原田亜紀子氏をお招きし,医学論文を読み解く上で必要な研究デザインや統計に関する基礎知識をはじめ,論文発表の背景情報や科学的に正しい記事を書き起こすコツについて,初心者の目線から,わかりやすく解説していただくことにしました。原田先生は,全国十数万人の地域住民を対象とした動脈硬化性疾患の発症・死亡に関する疫学的研究『公益信託日本動脈硬化予防研究基金統合研究』において,データ収集から解析,地域住民の健診・結果報告・介入に日々携わり,研究会でも講師をしておられます。演習では,実際の医学論文とその紹介記事を採り上げ,エビデンスをより正しく伝えていく方法について,全員参加型の討論を行いたいと思います。一般向けの健康・医療情報発信に携わっておられる方,基礎知識を復習したい方もごいっしょに,日頃実践の場において抱いておられる疑問などを率直に語り合い,考えて参りたいと存じます。

 なお演習後には,講師,JMCA会員・参加者のための交流の時間を設けております。コーヒーとお菓子をご用意いたしますので,ざっくばらんな雰囲気の中,情報交換やネットワークづくりにご活用いただければ幸いです。

司 会: 武原信正 (ライフサイエンス出版株式会社 代表取締役)
プログラム:
 1. ミニ演習と講義 70分
   ミニ演習
  ・医学論文と健康・医療情報記事
  ・健康・医療情報の信頼性を評価するためのチェックリスト
   健康・医療情報を読み解くための基礎知識
  ・研究デザイン
  ・因果関係
  ・論文発表方法
  ・メーカーとの利害関係
  ・調査ツールの妥当性
  ・統計的な問題

 — 休憩 10 分 —
 
 2. グループ演習 75分
  ・健康・医療情報記事の分析と評価
  ・取材の想定と情報収集
  ・記事の修正

 — 休憩 10 分 —
 
 3. 全体討議・まとめ 35分
  ・エビデンスから言えること,言えないこと
  ・正しく伝えることと読者の関心を引くための工夫 ほか
 
 ■ 終了後: 会員・参加者相互の情報交換 ■
   
【講師略歴】 原田 亜紀子
2003年   東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻博士課程修了
2001年より 公益信託日本動脈硬化予防研究基金 統合研究
      JALS (Japan Arteriosclerosis Longitudinal Study) 事務局
2003年より 日本学術振興会 特別研究員(東京大学大学院医学系研究科
      健康科学・看護学専攻 生物統計学/疫学・予防保健学)
所属学会:日本疫学会,日本体力医学会,日本公衆衛生学会,日本骨粗鬆症学会,American College of Sports Medicine,運動疫学研究会

武原 信正(司会)
1968年 東京教育大学(現筑波大学)理学部生物学科卒業
株式会社学研 映像局ディレクターとして科学・教育領域の各種映像作成を経て
現在,ライフサイエンス出版株式会社 代表取締役
日本メディカルライター協会 評議員,財団法人日本科学映像協会 理事(医療分野担当),財団法人パブリックヘルスリサーチセンター Japan Public Outreach Program (JPOP) 実行委員会 委員長,American Medical Writers Association 会員,筑波大学 非常勤講師