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開会の挨拶
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授 中山 健夫
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「やさしい日本語の社会実装と機械翻訳との連携の可能性」
演者:(一社)やさしい日本語普及連絡会 代表理事 吉開 章
多文化共生社会における多言語対応はコロナをきっかけに導入が前倒しされ、多言語の一つとしての「やさしい日本語」は政策においても定着しました。過去最高となった307万 人の在留外国人へ多言語対応には、やさしい日本語と機械翻訳が欠かせません。2016年からこの両方に注目してきた者の立場からお話しいたします。
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「生成AIによる翻訳とコミュニケーションへの寄与」
演者:(有)デザイナーズデン 代表取締役 酒匂 寛
本講演では、人工知能の一種である生成AIの特徴と、その応用例について紹介します。具体的には、OpenAIが開発した生成AI「ChatGPT」がどのように翻訳やライティング作業を支援し、コミュニケーションの質を向上させるかについての事例を示します。また、ChatGPTを代表とする生成AIが個々人の生産性の向上にどう寄与するかも説明し、生成AIを最適に活用し、効果的な結果を得るためのヒントを提供します。
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「AI翻訳サービス開発者の立場から考える、外国人患者に応えるヘルスコミュニケーションとは」
演者:コニカミノルタ株式会社 MELON事業責任者 川ア 健
我が国の超少子高齢化と人口減少に歯止めがかからない。一方で、在留外国人数は過去最高を記録し、医療機関における外国人患者の受入体制の整備が急がれる。コロナによってヘルスコミュニケーションのニーズが高まる中で、さまざまな通訳手段と比較してAI翻訳サービスが果たせる役割と課題についてお話しします。
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休憩(10分)
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「医療情報を患者に分かりやすく伝えるには」
演者:東京大学医学部附属病院 国際診療部副部長 山田秀臣
生来、文章を書くのが嫌いな人間である。悲しいほど才能がない。だが医者という生業は、カルテ、紹介状、診断書、症例報告、論文など、文章を書かねば成り立たない。悪戦苦闘して作った文さえ、一方的に「伝える」だけになっていないかと思い悩む。今回は、外国人患者への対応を起点に、医療現場での「伝わる」について、文章のプロの皆さんと一緒に考えたい。
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「医療・公共サービス提供場面における、やさしい日本語・英語」
演者:(株)ことのはラーニング 代表取締役 西村多寿子
日本で妊娠・出産・育児をする人は、自治体で母子健康手帳を交付された後、本人や子どもの受診や健診で、なんども医療・公共サービス機関に足を運ぶ。そこで渡される書類は、誰にとっても理解可能か? 対応する医療職は伝わる言葉で話しているか? 伝わるための手段として何が使えるか? そんな問いから本シンポジウムを企画した者として、登壇者の講演内容を整理し、パネルディスカッションに繋げたい。
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パネルディスカッション
全演者
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閉会の挨拶
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授 中山 健夫
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