◤事例集:事例No.11
- 分類:総説
- 検討時期:2018年3月(更新:2021年1月)
- トピック
- 効率的なSecondary PublicationのPlanningと進め方
- 経緯・背景
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・Secondary Publication(Primary endpointを含む結果を公表後,サブ解析や探索的解析の結果をもとに作成するPublication)では,その解析方法,結果をまとめたレポートなど作成するための資料が十分でないことが多い。・作成途中でデータの不足に気づいたり,方針が変わることがしばしば起こり,時間,リソースが無駄にかかってしまう。
- 討議内容
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・効率的なSecondary Publication作成のためにはどのような進め方をすればよいか。・外部Vendorの立場からは効率的に作業を進めるためにスポンサー側にどのような提案を行っているか。
- 論点及びほかの選択肢
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・コンセプトが決まらないまま,論文を作成することだけが先行してしまうケースもあるため,Secondary Publicationを作成する意義を十分に検討してから開始するのが望ましい。・国際共同試験の日本人集団(sub-population)の結果は本当に科学的な意義があるのか(少人数で,統計学的な意味をもたないので)も検討すべき。・全体集団の結果が公表されている中で,sub-populationの結果が全体と同じであったことを主張するだけでは,新規性が乏しい。・必要なデータを早い段階で確認,整備するのが望ましい。・治験の場合は当該製品のパブリケーション戦略の中で,Secondary Publicationの意義を検討すべきではないか。
- 参考情報
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ICMJE recommendation:III.D.3.Acceptable Secondary Publication