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事例集:事例No.47
  • 分類:Author selection
  • 検討時期:2021年 7月 (更新: 2025年7月)
  • トピック
  • ICMJEの4要件を満たした著者の中で、著者順などをどのように決めているか。
  • 経緯・背景
  • ・著者の選定や著者順を検討するために、研究実施の段階で著者としての貢献度の評価基準を検討するケースがある一方で、データ固定前まで著者の選定が開始されない場合がある
  • 討議内容
  • ・著者の貢献度評価のための基準を設定しているか。それに基づく著者順設定を行っているか。
    ・責任著者の選定のうえで、どのような検討を行っているか
  • 論点及びほかの選択肢
  • ・著者の貢献度評価や著者順設定をどのように実施しているか。
    ・定型の評価基準は無く、個別に状況を見極めて貢献を評価し、著者順を決定している。
    ・疾患領域によっては、研究への貢献が同程度である著者の間で、症例登録数の多い著者を著者順の上位とするケースがある。グローバル試験でも同様の観点で著者順決定を行う傾向がある。
    ・データベース研究の場合、症例登録数の観点がなく、研究テーマの発案、企画の主体的推進を行ったMedical Doctor(Dr)が筆頭著者となることを経験している。
    ・筆頭著者、責任著者以外の著者順を、名前のアルファベット順や所属の所在地順(北から南)とした事例がある。
    ・筆頭著者:Publication内容の取りまとめ、症例登録数トップのDr、最終著者:研究アドバイザー代表とした事例がある。
    ・責任著者(Corresponding author)をどのように設定しているか。
    ・ジャーナルからの連絡への対応の速さの観点で、企業研究の社内著者が責任著者となる場合がある。
    ・責任著者は、研究内容への責任を担う役割であるためにDrが好ましいという観点もある。
    ・治験ではDrが、メディカルアフェアーズ主導の研究では社内著者が、責任著者となる事例がある。また、治験の開発担当者が責任著者となる事例もあった。
  • 参考情報
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