◤事例集:事例No.5
- 分類:著者選定
- 検討時期:2018年3月
- トピック
- 企業治験の論文で,社員が著者になるための社内選定基準は設定しているか
- 経緯・背景
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・企業がスポンサーとなって実施した治験の論文では,試験の計画・実施・解析等に関わった社員が著者となることは,ICMJEのauthorship criteriaからも妥当であり社内ルールとしている企業もある・しかし,“Contribution”の基準はないので,試験ごとに社員著者を決めている・できればInternal authorは代表者に絞り,人数が多くなりすぎることを防ぎたいが,authorship criteria以外の基準がないため難しい
- 討議内容
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・社内著者の選定基準はなく,ICMJEの著者要件を満たすことを最低要件とし,そのほかの判断基準は設定していない・社内基準があったとしても,社外著者の人数が多いと社員著者は制限せざるを得ないので,柔軟に決められる方がよい
- 論点及びほかの選択肢
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・著者としてのContributionを数値化できれば,著者選定を透明化できる・治験に関与した社員の中で,特定の役割の社員は著者となることをルールとする方法も考えられる
- 参考情報
- ICMJE著者要件
GPP3著者要件