JMCA 日本メディカルライター協会 > PUBLICATION MANAGEMENT 意見交換会事例集 > 事例集 > 企業治験の論文で,社員が著者になるための社内選定基準は設定しているか
事例集:事例No.5
  • 分類:著者選定
  • 検討時期:2018年3月
  • トピック
  • 企業治験の論文で,社員が著者になるための社内選定基準は設定しているか
  • 経緯・背景
  • ・企業がスポンサーとなって実施した治験の論文では,試験の計画・実施・解析等に関わった社員が著者となることは,ICMJEのauthorship criteriaからも妥当であり社内ルールとしている企業もある
    ・しかし,“Contribution”の基準はないので,試験ごとに社員著者を決めている
    ・できればInternal authorは代表者に絞り,人数が多くなりすぎることを防ぎたいが,authorship criteria以外の基準がないため難しい
  • 討議内容
  • ・社内著者の選定基準はなく,ICMJEの著者要件を満たすことを最低要件とし,そのほかの判断基準は設定していない
    ・社内基準があったとしても,社外著者の人数が多いと社員著者は制限せざるを得ないので,柔軟に決められる方がよい
  • 論点及びほかの選択肢
  • ・著者としてのContributionを数値化できれば,著者選定を透明化できる
    ・治験に関与した社員の中で,特定の役割の社員は著者となることをルールとする方法も考えられる
  • 参考情報
  • ICMJE著者要件
    GPP3著者要件