日 程: |
2005年5月26日(木) 13:00〜17:30 |
会 場: |
東京大学医学部教育研究棟14F 鉄門記念講堂 |
内 容: |
1. 総 会(13:00〜13:30)
2. 講演会 「臨床試験の登録と試験成績の公開」
(13:45〜17:30)
(1) 臨床試験の登録
大橋 靖雄(東京大学大学院医学系研究科教授,JMCA代表理事)
(2) 臨床試験の登録に関する製薬企業側の取組み
久保 祐一(第一製薬株式会社,JMCA評議員)
(3) 臨床試験成績の公開に関する製薬企業側の取組み
安藤 聡美(ノバルティスファーマ株式会社,JMCA評議員)
小林 章弘(グラクソ・スミスクライン株式会社開発本部)
(4) 臨床試験成績の要約方法
林 健一(スタットコム株式会社,JMCA評議員)
(敬称略)
3. 懇親会(18:00〜19:30) 山上会館地下1F食堂
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日本メディカルライター協会「第4回総会・講演会」の開催について
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皆様のご理解とご協力により,日本メディカルライター協会(JMCA)は,本年5月26日(木)に第4回総会・講演会を開催する運びとなりました。
総会では,昨年度の事業内容をご報告するとともに,今年度の事業計画と役員の選任につきましてご討議をお願いしたいと存じます。
講演会では,臨床試験の登録と臨床試験成績の公開をトピックといたしました。昨年の9月,医学雑誌の編集者で構成される国際的な委員会 International Committee of Medical Journal Editorsは,今後医学雑誌に成績の投稿を予定する臨床試験について,事前に公的機関に登録することを提案いたしました。この提案に従って,臨床試験の登録についての議論が進んでおります。あわせて,臨床試験の終了後,ネガティブデータも含めてその成績を公表することが国際的な要求となっております。事前登録と成績の公開は,製薬企業がスポンサーとなって実施する臨床試験も対象となっており,既に日米欧の研究開発型製薬企業の団体は,企業がスポンサーとなった臨床試験の成績を公表することで合意に達しております(Mayor S. Drug companies agree to make clinical trial results public. BMJ. 2005;330:109.)。
こうした流れをふまえ,臨床試験の登録に関する討議の経緯と日本の対応,登録と成績の公開に関する企業側の対応について,各演者が現状を報告いたします。また,これらに関連する話題として,臨床試験成績の要約方法に関する講義をご用意いたしました。
製薬企業に勤務する方,公的な臨床試験に関与する方,医学論文の投稿用原稿を作成する方に多数ご参考いただき,討議と理解の深まることが当協会にとって何よりの喜びです。ご多用中のこととは存じますが,万障お繰り合わせの上,ご出席賜りますようお願い申し上げます。
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日本メディカルライター協会代表理事
東京大学大学院医学系研究科教授 大橋 靖雄
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