1) 医薬品を開発するうえでのコミュニケーションギャップ |
クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社 臨床開発事業本部・生物統計部 Senior Director 松岡 淨 |
医薬品を開発する場合には,臨床開発,薬事,生物統計などの専門家が討議し,討議結果に基づいて臨床試験の計画書や臨床試験成績の報告書を作成している。こうしたドキュメントを作成するうえで障害となるコミュニケーションギャップの内容を紹介する。さらに,グローバル企業ではヘッドクオーターと日本法人との間にコミュニケーションギャップが生じることがあり,こうした事例も含めたい。
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2) 製薬企業内でのメディカルコミュニケーターの役割と育成 |
ノバルティスファーマ株式会社 臨床ドキュメント管理部 部長 安藤 聡美 |
製薬企業内で臨床試験の計画書や臨床試験成績の報告書を作成する場合,メディカルライターがどのような役割をはたしているかを紹介し,企業内のメディカルライターにはどのような役割が望まれるかを概括する。
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3) 企業内のメディカルコミュニケーターに対する教育システム |
スタットコム株式会社 常務取締役 戦略薬事部門担当 林 健一 |
製薬企業や開発業務受託機関に勤務するメディカルライターを対象として,財団法人日本科学技術連盟が教育コースを開設している。本コースが設立されてすでに5年となり,ここでは過去の教育コースの内容を示すとともに,いくつかの課題を提示する。
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4) ヘルスコミュニケーション教育 |
東京大学医学部附属病院 大学病院医療情報ネットワーク研究(UMIN)センター 助教授 青木則明 |
国内外の大学院を中心としたヘルスコミュニケーションの教育の現状を俯瞰した上で,ヘルスコミュニケーターに必要な知識と技量を紹介する。 |