はじめに
医薬品の価値を高めるためには,医師・薬剤師・看護師など,その医薬品を使用する方々に質のよい情報を提供することが必要です。質のよい情報とは,医薬品の品質,有効性または安全性に関する情報のうち,適切に計画,実施,解析および評価された研究の成績に基づくものを指します。さらに,こうした情報は適切な形で発信して初めて医療関係者に意味のあるものとなります。
今回,日本メディカルライター協会では,製薬企業の中で医薬品情報の収集および発信に関与する方々を対象としたセミナーを企画いたしました。第1回目のセミナーでは,臨床研究の計画,解析および報告をテーマとして,「質のよい臨床研究を計画するための留意点」,「臨床研究の成績を質のよい論文にまとめるための留意点」を解説いたします。
対象となる方々
このセミナーは,以下の方々を主な対象としております。
製薬企業のマーケティング部門,学術部門,市販後安全性調査部門に所属する方
医薬情報担当者
その他,臨床研究に関する基礎知識を身につけたい方
本セミナーの構成
本セミナーは2回開催する予定です。今回は第1回のセミナーをご案内しますが,第2回につきましても,詳細が決まり次第ご案内いたします。第1回目は,臨床研究の計画・解析・報告方法に焦点を絞り,各段階での留意点を解説します。第2回目は「市販後の安全性情報の収集」をテーマとする予定です。
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