はじめに
医薬品の価値を高めるためには,医師・薬剤師・看護師など,その医薬品を使用する方々に質のよい情報を提供することが必要です。質のよい情報とは,医薬品の品質,有効性または安全性に関する情報のうち,適切に計画,実施,解析および評価された研究の成績に基づくものを指します。さらに,こうした情報は適切な形で発信して初めて医療関係者に意味のあるものとなります。
日本メディカルライター協会では,製薬企業の中で医薬品情報の収集および発信に関与する方々を対象としたセミナーを企画いたしました。第2 回目のセミナーでは,製薬企業内で市販後の安全性情報の収集に関与するものが適切な医薬品安全性監視計画や市販後安全性調査計画をデザインあるいは評価できるよう,「市販後の安全性情報の収集」を大きなテーマとして,「医薬品の安全性データの収集」,「薬剤疫学と市販後調査」,「リスクマネジメントプランの実例・現状と課題」と題して解説いたします。
対象となる方々
このセミナーは,以下の方々を主な対象としております。
製薬企業のマーケティング部門,学術部門,市販後安全性調査部門に所属する方
医薬情報担当者
その他,臨床研究に関する基礎知識を身につけたい方,学生の方
本セミナーの構成
本セミナーは2回開催いたします。第1回目は,2006年10月4日に臨床研究の計画・解析・報告方法に焦点を絞り,各段階での留意点を解説します。第2回目は,このページでご案内しておりますテーマでの開催となります。
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