講 師: |
大橋靖雄 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学 生物統計学教授 |
日 時: |
2007年7月3日(火) 13:30〜18:00 (開場13:00) |
場 所: |
日科技連本部ビル 3号館3階C室 (東京都渋谷区千駄ヶ谷5-10-11) |
プログラム: |
講義と演習をワークショップ形式で行います。
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定 員: |
30名 非会員の方もご参加いただけます (※お申し込み多数の場合は会員優先となります) |
参 加 費: |
正会員 5,000円,賛助会員* 5,000円,非会員 8,000円,
学生 3,000円
*賛助企業の方は,年会費1口あたり2名様まで会員扱いでご参加いただけます。
※ 公平性を期すため,受付開始日時以前のお申込は無効 とさせていただきます
※ 参加費には喫茶代も含まれます。
※ 当日受付でお支払いください。その際に領収書を発行いたします。
※ 学生の方は,当日受付にて学生証をご提示ください
サロンの内容拡充のため,参加費を改定させていただきます。
なにとぞご理解いただきますようお願い申し上げます。
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協 賛: |
財団法人日本科学技術連盟 |
協 力: |
財団法人パブリックヘルスリサーチセンター Japan Public Outreach Program(J-POP) |
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現代の日本人は、食と健康に大きな関心をもっています。その表れとして、日々のマスコミや雑誌報道では、「何を食べると身体によい」「何を食べると病気が予防できる」といった類の情報が数多く発信されています。これらの情報には、有用性がはっきりわかっていて、白黒がはっきりしているかのようにも受け取られるものが少なくありません。日本には特定保健用食品(トクホ)という健康食品に対する独特の評価システムが存在し、この認可を厚生労働省から受けるために臨床試験が行われ、その結果が商品の宣伝にも用いられています。食品の場合は、試験方法論は薬剤試験のものとはかなり異なり、定型的ではありますが、デザインや統計解析の点では問題のある例も多く、さらに品質保証についても十分とはいえないようです。これらの臨床試験に基づいた情報提供は、消費者保護の観点、あるいは正しい情報を適切に提供するという立場から見て、どのようにあるべきなのでしょうか。
今回のサロンの講義では、身近な食品の評価を介入試験でどのように行うべきか、講義と演習を通じて、この分野の臨床試験の特徴をまとめ、現在の問題点を整理してみたいと思います。日常、テレビや新聞の広告等の媒体で目にしている健康食品(今回はトクホ)がどのような水準の臨床試験で認可を受け、どのような宣伝文句で世に出回っているのかを批判的に検討していくことを目的といたします。
演習後には、講師、JMCA会員・参加者のための交流の時間を設けております。お飲み物とお菓子をご用意いたしますので、ざっくばらんな雰囲気の中、情報交換やネットワークづくりにご活用ください。
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