Part 1: Reporting Randomized Controlled Trials (10:00〜12:30)
ここでは,「ランダム化比較試験を実施した場合,緒言,方法,結果,考察の各セクションにはどのような情報を記載すればよいか」を解説します。ランダム化比較試験の報告方法については,Consolidated Standards of Reporting Trials(CONSORT)という国際的な指針が公表されており,この指針の内容を解説するとともに,講師の経験を踏まえて,さらにいくつかの留意点を補足します。
なお,講義ではCONSORTの詳細な解説(CONSORT statement 2001 Explanation and Elaboration Document)を使用しますので,セミナー参加者は以下のウェブサイトからこの解説をダウンロードしたうえで,当日ご持参ください。
http://www.consort-statement.org/?o=1011
Part 2: The Most Common Statistical Errors (13:30〜16:30)
ここでは,解析結果を記載する際にどのような誤りを犯しやすいのか,実例をまじえながら解説します。ここでいう「犯しやすい誤り」とは,単に文章表現上の誤りだけを指すのではなく,図表も含めて不適切な事例を提示します。すなわち,文章・図・表のそれぞれで解析結果をどう示せばよいかを理解していただくのが後半の講義の目的です。
なお,講義には講師が発表した論文を使用し,当日参加者に配布いたします。