ここ数年、インターネット上ではmixi、YouTube、Facebook、USTREAMなど様々なソーシャル・メディアが登場し、ウェブ上における新しいコミュニケーション・ツールとして注目されている。
特に、2006年7月にサービスが始まったtwitter(ツイッター)の世界的な利用者数の増加は、これまでにない現象で、2008年4月に始まった日本語版サービスが開始されてから、日本での利用者数は急増し、twitter(ツイッター)アカウント登録数は100万前後とみられている。
わずか140文字と制限された情報ながら、その即時性と伝播性に加え、既存メディアとの統合、オンサイト、オフサイトの活動とのリンクにより、予想を超える広がりを見せており、これまでのジャーナリズム、政治、ビジネスの形に一石を投じている。
ヘルスケア・医療関連領域においても、主として米国ではNCI(米国がん研究所)などの公的機関、ASCO(米国臨床腫瘍学会)などの学会、ACS(米国対がん協会)など民間患者支援団体など、また多くの民間企業もtwitterアカウントを開設し、積極的な情報発信を行っている。
一方、日本における同領域におけるtwitterを利用した情報発信とコミュニケーションについては、未だ十分とは言えない。
このサロンでは、「twitter社会論」の著者である津田大介氏によるtwitterの基本的な機能の説明や利用方法を実演を通じて学び、またヘルスケア・医療関連領域での新ソーシャル・メディアの可能性と課題(リスク&ベネフィット)について考えます。
参考:津田 大介(著)『Twitter社会論 〜新たなリアルタイム・ウェブの潮流(新書)』
(NPO法人キャンサーネットジャパン 柳澤 昭浩)