COVID-19の臨床疫学とエビデンスの実装における課題: 感染症専門医の立場から
洛和会音羽病院 感染症科 医長
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野
井村春樹先生
講演内容:2020年1月からCOVID-19が日本でも蔓延し,この1年半の間に医療現場の風景は様変わりしました。現在では,未知なる感染症に対して最新の情報を得ながら,手探りで対応をしなければならない状態となっています。このため,新しい検査や補助診断の方法およびそれらの評価,あるいは治療薬やワクチンの臨床試験成績など,次々に発表される論文を正しく解釈し,適切に医療現場で活用していく必要があります。本演題では,現場で診療体制を構築・変更する際にキーポイントとなった論文を,事例に基づきながら初心者向けにわかりやすく解説いたします。
|