講義の概要:
PEMAT(Patient Education Materials Assessment Tool)は、米国医療研究・品質調査機構(AHRQ)が開発した、患者さんや一般市民の方を対象とした健康医療情報の理解しやすさと行動しやすさの評価ツールです。患者さん向けライティングの支援ツールとして英語圏を中心に広く活用されてきました。このたび東京大学では、このPEMATを、日本の言語文化的背景にあわせて翻訳し、PEMAT日本版を開発しました。PEMAT日本版は23項目のチェックリストで、患者さんを対象としたパンフレットやウェブサイトのライティングの良し悪しを採点でき、スコアの低い項目について改善することにより、患者さんが理解しやすく行動しやすい資料を作成することができます。
この講座では、PEMAT日本版を開発した講師が、患者さんにとって理解しやすく行動しやすい資料について、実例とともに解説します。PEMAT日本版を活用することにより、患者さんの健康行動をより支援できる資料のライティング・制作ができます。ぜひこの機会にご参加ください。
PEMAT日本版ウェブサイトURL: https://plaza.umin.ac.jp/pemat/
スケジュール:
時間 |
所要時間 |
内容 |
13:00-13:05 |
5分 |
オープニング、自己紹介 Patient education materialsの課題の説明 |
13:05-13:15 |
10分 |
PEMAT日本版のご紹介と項目の説明 うち1-2分、PEMAT-Pの自己採点フォームデモ操作 |
13:15-14:00 |
45分 |
資料の評価 |
14:00-14:25 |
25分 |
改善への課題抽出 改善事例の提示(PEMATユーザーガイドの例を参考に) |
14:25-14:30 |
5分 |
質疑応答、まとめ |
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資料の評価のセッションでは、Zoom投票機能の利用をいたします。
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