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特定非営利活動法人(NPO)日本メディカルライター協会
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最終更新日:2024/07/30
日本メディカルライター協会 第25回シンポジウム
日時: 2024年10月18日(金)13:30〜16:30

形式: Zoomを用いたオンラインセミナー
(開催日の翌日から2週間(10月19日(土)〜11月1日(金))録画を視聴できます)

テーマ: 「患者・市民志向の治験関連ドキュメントの作成
―レイサマリーを中心に取り組みの現状を把握し,課題を検討する」

主催: 特定非営利法人 日本メディカルライター協会(JMCA)

申込先: URL ⇒ https://forms.gle/gCsnHMMzUsi7nytF9
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参加費:  正会員  5,500円(消費税10% 500円含む)
 賛助会員(枠内:4名まで)6,600円(消費税10% 600円含む)
 賛助会員(枠超過:5名以降)8,800円(消費税10% 800円含む)
 一般   11,000円(消費税10% 1,000円含む)
 学生   5,500円(消費税10% 500円含む)

定員: 500名

【要旨】

欧州では,2014年に出された臨床試験規則(EU CTR536/2014)ですべての臨床試験でレイサマリーの作成が必須となり,2025年には進行中及び新規の全ての臨床試験に対してその提出(登録)が義務化されることになります。日本でもようやく2023年に厚生労働省から,『治験に係る情報提供の取扱いについて』(令和5年1月24日)が通知され,これを契機に,製薬協をはじめとする各種関連団体や医療機関・アカデミアを中心に,患者・市民を対象とした臨床試験関連の文書作成に関して活発な議論がなされるようになってきました。これらの議論には,レイサマリーの作成だけでなく,同意説明文書やその他患者向け資材の作成全般に関するトピックも含まれます。

こうした状況下で,レイサマリーなど患者・市民対象の治験関連文書の認知度は以前よりも明らかに高まっていると感じます。しかし,実際にこれらの文書の作成や利活用はどの程度進んでいるのか,また,作成された文書は本来の目的を達成できているのか,その現状は明らかではありません。本シンポジウムでは,レイサマリーの作成に焦点を置き,各文書の作成や利活用の現状と課題について,関連各団体の専門の方からご発表いただきます。あわせて,患者・市民対象の文書作成時の留意事項や作成者の要件についても議論したいと思います。この領域に関心をお持ちの方,ぜひご参加ください。


【プログラム】

司会:日本メディカルライター協会 副理事長 安藤聡美
   (公益財団法人がん研究会有明病院,メディカルグローン株式会社)

13:30〜13:35 開会の挨拶
中山健夫 日本メディカルライター協会 理事長
(京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授)
13:35〜14:00
『レイサマリー作成の手引き』発出の背景とPPI JAPANの現在の取り組み
演者:八木伸高
(一般社団法人PPI JAPAN,一般社団法人YORIAILab,日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社)

講演内容:
『レイサマリー作成の手引き』(2023年10月)及び改訂版(第2版:2024年後半8月末予定)の作成の背景と手引きのポイントを説明し,文書の作成者のコンピテンシーと必要な知識などについても触れます。また,PPI JAPANの各ステークホルダーへの啓発活動についても紹介します。
14:00〜14:40
患者・市民を対象とした治験関連情報提供に関する製薬企業の取り組み
演者:河村 暢子1(住友ファーマ株式会社),山口 かおり1(日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社),岩田亜都子2(日本イーライリリー株式会社)
講演内容:
1. 製薬協データサイエンス部会2023年度タスクフォース(TF)2-3の以下の成果物を参照しながら,本TF活動の動機,及び成果物をまとめるに際してどのような問題に直面し,どのように解決したか,TF取り組みのポイントを共有します。
・「患者・市民と製薬企業間のヘルスコミュニケーションの課題と原因分析」
・「臨床試験の情報をわかりやすく伝えるために 非専門家向け文書を作る製薬企業の皆さんへ」
2. 世界同時開発下でのPlain Language Summary作成を事例として,製薬企業でのレイサマリー作成の現状と課題を整理します。
14:45〜15:10
日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)における患者市民参画の取り組み
演者:木村 綾(国立がん研究センター中央病院 JCOG運営事務局)

講演内容:
JCOGでの患者市民参画の取り組みの概要,レイサマリー作成・公開の現状を紹介するとともに,取り組みの更なる促進に向けて解決すべき課題と対策について整理します。
15:10〜15:20 休憩(10分)
15:20〜15:45
治験関連文書に対する患者・市民の関わり―患者・市民は文書の利用者であり,作成者でもある
演者:轟 浩美(認定NPO法人希望の会理事長,全国がん患者団体連合会理事)

講演内容:
レイサマリーや同意説明文書等に関して,患者・市民の立場で課題を整理するとともに,本来の「あるべき姿」について提案します。
15:45〜16:25 パネルディスカッション
司会:日本メディカルライター協会 副理事長 安藤 聡美
パネリスト:全演者,手塚 瞬(PMDA新薬審査第一部)
16:25〜16:30 閉会の挨拶
小貫美恵子 日本メディカルライター協会 副理事長(株式会社エディット)
◆お問合せ
特定非営利活動法人(NPO)日本メディカルライター協会事務局
電 話:050-6861-3069
メール:office@jmca-npo.org