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特定非営利活動法人(NPO)日本メディカルライター協会
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最終更新日:2024/10/04
日本メディカルライター協会 第26回シンポジウム
日時: 2024年11月29日(金)13:30〜16:30

形式: Zoomを用いたオンラインセミナー
(開催日の翌日から2週間(11月29日(金)〜12月13日(金))録画を視聴できます)

テーマ: Data Visualizationの重要性と製薬業界における活用

主催: 特定非営利法人 日本メディカルライター協会(JMCA)

申込先: URL ⇒ https://forms.gle/ZGGPzfVxriRf4Gej9
短縮URLが禁止の方はこちら

参加費:  正会員  5,500円(消費税10% 500円含む)
 賛助会員(枠内:4名まで)6,600円(消費税10% 600円含む)
 賛助会員(枠超過:5名以降)8,800円(消費税10% 800円含む)
 一般   11,000円(消費税10% 1,000円含む)
 学生   5,500円(消費税10% 500円含む)

定員: 500名

【要旨】

Data Visualizationは、複雑なデータを視覚的に表現する手法であり、理解を促進するための有力なツールです。製薬業界では、臨床試験の有効性や安全性の結果、患者プロファイル、疾患のメカニズムなど、多岐にわたる複雑なデータを扱っています。また、現代社会においてはデジタルコミュニケーションが増加しており、Data Visualizationの重要性はますます高まっています。

製薬会社内では、異なる部門間での連携が常に求められています。Data Visualizationは、関係者のデータ理解を促進し、社内の意思決定に寄与する一方で、臨床試験データを規制当局や医療関係者に伝える際にも、複雑なデータやその背後にある洞察やストーリーを視覚的に示すことで、理解を深めることができます。

本シンポジウムでは、製薬会社の現状や実際のData Visualizationの成功事例を紹介し、統計部門とメディカルライティング部門の社内連携についても議論します。さらに、Data Visualizationの推進に向けた課題や将来展望について、パネルディスカッションを行います。


【プログラム】

司会:小嶋祐子 日本メディカルライター協会評議員
(日本イーライリリー株式会社 研究開発メディカルアフェアーズ統括本部
 Scientific Data Solutions & Communications)

13:30〜13:40 開会の挨拶
中山健夫 日本メディカルライター協会理事長
(京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授)
13:40〜14:10
Data Visualizationにおける最近の動向及びData Visualization活用事例紹介(企業の統計部門から@)
演者:東島正堅(日本イーライリリー株式会社 研究開発メディカルアフェアーズ統括本部 Scientific Data Solutions & Communications 統計科学)

講演内容:
医薬品開発の分野では、多岐にわたる複雑なデータを効果的に処理し、解釈する必要性があることから、Data Visualizationの様々な場面での利活用について議論がなされており、その有用性が認識されてきています。製薬業界において、 Data Visualizationがどのように寄与しているのかを共有するとともに、統計部門の立場からMedical Writing部門と連携しながら実施するPublicationの事例を紹介します。
14:10〜14:25
Data Visualization活用事例紹介(企業の統計部門からA)
演者:江森 健人(MSD株式会社 グローバル研究開発本部 生物統計領域 臨床統計1課) 

講演内容:
R Shinyは、オープンソースソフトウェアであるRのパッケージの一つであり、インタラクティブなWebアプリケーションを作成することができます。本発表では、R shinyの特徴を説明した上で、臨床開発部門における生物統計担当者の立場から、Data VisualizationのためのR shinyによるアプリケーションの活用事例や部署内でのアプリケーション開発への取り組みを紹介します。
14:25〜14:40
Spotfire®を利用したPMSデータのレビュー(企業の統計部門からB)
演者:笹島 隆義(ノバルティスファーマ株式会社 生物統計&CDM ファーマバイオスタティスティクス)

講演内容:
Post-marketing surveillance (PMS)データは,適正使用を含む製品の安全性を 評価するために重要ですが、その数百から数千例に及ぶ膨大なデータ量と複雑さから、限られたリソースでのデータレビューが困難で、データの品質管理はDMの精査及び半年または1年に1回の安全性定期報告用の解析結果レビューに依存することが多いと思います。当社では,BI toolの1つであるSpotfire®を用いて,PMSデータの効果・効率的かつタイムリーなデータレビューを検討してきました。本演題では,当社での取組みをご紹介します。
14:40〜14:55
Data Visualization活用事例紹介(企業のMW部門から@)
演者:大畑善嗣(日本たばこ産業株式会社 医薬事業部 臨床開発部メディカルライティングチーム)

講演内容:
臨床データは大規模かつ複雑であるため,データを理解する上で視覚化して把握することが有用です。データを容易に視覚化できるツールを用いることでCSRを作成する際にデータの理解を深めることが可能です。さらに,探索的解析や個別の被験者に関するデータの網羅的な把握も可能です。本発表では,CSR作成時にSpotfireを使用したData visualizationの事例を紹介します。
14:55〜15:10
Data Visualization活用事例紹介(企業のMW部門からA)
演者:信田梨江(ノバルティスファーマ株式会社 グローバル医薬品開発本部 レギュラトリーライティング・サブミッション部)

講演内容:
CTD 2.5のBenefit Risk評価で用いているR-shinyアプリ,Medical Writerの役割,及びCTDでの活用事例を紹介します。
15:10〜15:25 休憩15分
15:25〜16:25
パネルディスカッション
全演者に加えて、
朝原優子 日本メディカルライター協会 副理事長(ノバルティスファーマ株式会社 グローバル医薬品開発本部 レギュラトリーライティング・サブミッション部)

パネルディスカッションの内容:
企業におけるData Visualizationの課題と対策、将来展望についてパネリストで議論します。(講演内容に対する質疑応答も含みます)
16:25〜16:30 閉会の挨拶
安藤聡美 日本メディカルライター協会 副理事長
(公益財団法人がん研究会有明病院)
◆お問合せ
特定非営利活動法人(NPO)日本メディカルライター協会事務局
電 話:050-6861-3069
メール:office@jmca-npo.org